糖尿病による便秘について
糖尿病になると多くの人が便秘に悩まされます。合併症というほどの病ではないと思われがちですが便秘はひどくなると時には死に至ることもある病気です。女性は特に元から便秘気味の方も多く、そういった場合は糖尿病になるとますます便秘がひどくなる傾向にあります。
糖尿病で便秘が起こる理由は神経と関係しています。糖尿病の3大合併症でもある糖尿病性神経障害で影響を受ける神経のひとつが自律神経です。自律神経は意志で動かすことのない筋肉を動かしてくれます。例えば心臓は勝手に動いていますよね。あれは心筋を動かすのにまずは視床下部が指令を出して、自律神経が指令を伝えています。視床下部が働かなくなっても自律神経が働かなくなっても正しく指令は行き渡りません。そして心臓に異常が出たりするのですね。
これと同じことが腸の運動にも言えます。腸は自律神経が指令を伝えることで動かしているのですが、糖尿病になると神経系に影響が出やすく、自律神経が視床下部の指令を正しく伝えることが出来ません。腸を動かして排便を促す交感神経が働きにくくなることによって便秘になってしまいます。糖尿病で便秘になると亜鉛やミネラルなどのインスリン生産を促す物質が小腸で吸収されなくなります。結果的に栄養素を摂っても体の中で吸収されにくくなるというデメリットが生まれるのです。
糖尿病で起こった便秘に関してはやはり糖尿病の治療が最優先です。神経系がダメージを受けなくなれば自然と便秘も治ってくると思います。慢性便秘になることもありますので、そのようなときには浣腸などの治療や食事による改善なども検討してみましょう。腸内に長い時間便が溜まっていると有害な毒素が出るので注意が必要です。普段と便の出方、硬さが違ったり便の出る頻度が長くなったりした場合には医師に相談してみてくださいね。
糖尿病、さようなら!
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