糖尿病と高血圧について
日本の生活習慣病患者のうち多くを占めるのが高血圧と糖尿病の患者です。どちらも合併症こそが恐ろしい病気であり、生活習慣を正すことで上手く付き合っていける病気でもあります。一見すると関係のない2つの病気ですが実は糖尿病患者の60%は高血圧の患者でもあるということがわかっています。そうなると死に至るような脳梗塞、心筋梗塞などの合併症の確率も2倍に跳ね上がります。どちらに対してもきちんと治療をすることが必要ですね。
血圧とは血液が血管の壁を押すときの圧力のことです。心臓はポンプ状に動いていて、全身に血液を回します。そして血液は全身を回るために血管の壁を内側から押しながら進んでいきます。血圧には最低血圧と最高血圧があります。最高血圧は心臓がポンプ運動を始めて一瞬収縮したときの血圧、最低血圧は収縮した心臓が戻って次に収縮する直前の状態のときの血圧です。最低血圧が90以上、最高血圧が140以上になると高血圧と言われています。
糖尿病患者に高血圧が起きやすい理由としてこの血圧との関連性が挙げられます。糖尿病の場合は血糖値が高く血はどろどろです。すると普通の力、圧力では血液を全身に送ることが出来ません。そのため、強い力で血管の壁を押して進まなければいけないため血圧が上がります。同時に心臓の負担も大きくなるのが特徴です。そのほかに血糖中和のために無意識に摂取した水分によって血液量が一時的に多くなり、尿として排出されるまで血圧が上がり続けることもあります。
ニ型糖尿病の方の場合は肥満との関連性も見られるようです。肥満体型の人は全体のカロリー摂取量が多いだけではなく、塩分の摂りすぎも予想されます。塩分は血液中の水分量を増やすので、高血圧を引き起こしやすいです。糖尿病になりやすい人と高血圧になりやすい人には共通点がとても多いので両方に罹患している患者も多いのではないでしょうか。
高血圧も糖尿病と同じように生活習慣を変えることが一番の治療法になります。食事療法はとても有効でカロリー制限だけでなく塩分の制限も必須です。運動療法の場合は糖尿病を併発している場合には医師との相談の上で行われます。適度な運動はやはり高血圧にも必要なようです。治療薬を用いることも多く、糖尿病の治療薬との作用で問題がないものを選択しますが思わぬ副作用などもあるので慎重に利用していくことが大切です。普段から自分の体調に気を配ってみてください。
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