猫も糖尿病になる?

糖尿病は生活習慣病といわれています。自己免疫性の糖尿病は一型糖尿病と呼ばれ、全体の5%の方がかかります。そのほかの糖尿病はニ型糖尿病で、食習慣や運動習慣が原因で起こる糖尿病です。この糖尿病ですが人間にだけ起こる病気と思われがちです。ですが実は犬や猫も糖尿病になります。特に猫の糖尿病に関しては判断も難しく、獣医学では注目されています。

猫の糖尿病の判断が難しい理由は血糖値が正常の体の状態でも変化するからです。猫は興奮すると血糖値が高くなるので、例えばあまり人に慣れていない猫などだと病院で血糖値を測るときに興奮して血糖値が上がって糖尿病と誤解されることもあるのです。また、人間の糖尿病と同じように猫の糖尿病にも症状があまり出ません。おまけに猫は自分で不調を直接病院の獣医や飼い主に訴えることも出来ません。そのため、飼い主もなかなか自分の飼い猫の糖尿病に気づかないことが多いのです。

猫の糖尿病は3種類に分かれていて、人間の糖尿病の一型に当たるインスリンが必要な糖尿病、ニ型に当たるインスリンよりも食事療法などが必要な糖尿病、そして最後はホルモン誘発性の糖尿病です。人間と同じくインスリンよりも食事療法によるダイエットが必要な糖尿病の猫が多いです。インスリンを打ってしまうと体内の糖分が不必要なまでに栄養分として消費されるのでむしろ低血糖症という体内の糖分が少ない状態に陥ってしまうこともあります。

ダイエットや食事療法が必要な点、インスリンを打つ点など人間の糖尿病と非常によく似ている犬猫の糖尿病ですが、もちろん違いがあります。それは人間に起こる糖尿病の合併症の中で犬猫には起こらないものが多いということです。人間の糖尿病では3大合併症と言われている糖尿病性神経障害、中でも糖尿病性足病変は猫などには起きません。また、命に関わる脳梗塞や心筋梗塞も犬猫の糖尿病の場合は合併症として現れることはほとんどありません。

飼い犬、飼い猫が糖尿病になったときは飼い主が獣医師の説明をよく聞いて治療に当たることが重要です。猫や犬は自分では体重の管理などは出来ないので飼い主がしっかりと食事に気をつけましょう。また、インスリン注射を日常的に打たなければいけない場合も飼い主が猫や犬に打つことになります。医師から指導を受けると思いますのでインスリン注射のこと、そしてインスリン注射の副作用に対する処置などをきちんと学んでおきましょう。猫や犬は今や人間の立派なパートナーです。できるだけ長生きしてもらい、楽しい時間を過ごせると良いですね。


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