糖尿病性腎症とは

透析という治療法をご存知でしょうか?日本では約20万人以上の患者さんが人工透析、中でも血液透析という治療を受けています。血液透析とは簡単に言うと血液を一旦体から取り出し、機械できれいにして体の中に再び入れるという作業です。週に何度も病院に通って3-4時間の治療を受けなければいけないため時間がかかることが特徴です。

そんな透析がなぜ必要かというと腎臓の機能が衰えてしまうからなのです。腎臓は通常は体の中の老廃物をろ過してきれいにしてくれます。そして不必要な老廃物は尿として体外に排出されることで体がきれいな状態を保っていられるのです。ところが腎機能が弱ってしまうと老廃物を上手に処理できなくなるので医療機器による補助が必要なのですね。そのために用いられているのが透析の機械です。

数ある腎臓病と腎不全などで透析を受けている方の中で最も割合が多いのが糖尿病性腎症という病気です。糖尿病によって常に高血糖の状態が続くことにより腎臓がダメージを受け、働きが悪くなります。腎臓にはろ過装置である『糸球体』と呼ばれるものがあります。糸球体は血液の塊なのですが、糖尿病によって血液の中に糖が増えると血液がどろどろして粘度が多くなります。すると糸球体も粘度が高くなり、お互いぶつかってしまって傷つくのです。これによって不必要な成分のろ過能力が低くなり、糖尿病性腎症という病気につながるのです。

糖尿病の数ある合併症の中でも糖尿病性腎症にかかる人は多いです。特に糖尿病で尚且つ高血圧という方は糖尿病性腎症にかかりやすいといわれています。普通の病気と同じように糖尿病性腎症も早期発見と早期治療が重要で、実際に透析を行うのは最終段階の第5期と呼ばれる状態のときです。第5期の糖尿病性腎症を放っておくと尿毒による死亡するリスクがあります。


糖尿病、さようなら!

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