糖尿病性昏睡とは
糖尿病の数々の合併症の中でも急激に起こり、死の危険を伴っているのが糖尿病性昏睡といわれているものです。昏睡という言葉どおり意識はなくなり、早急に対応する必要がある合併症です。ケトン性の糖尿病性昏睡と非ケトン性の糖尿病昏睡がありますがここでは非ケトン性のものについて見ていきましょう。
非ケトン性の糖尿病性昏睡の初期症状としては頻尿や脱水症状が現れます。体の中は非常に急激に低血糖になっていて、意識がなくなります。ケトン性の糖尿病性昏睡に比べて高齢者が起こしやすい合併症であるとよく言われます。というのも高齢になると自然に頻尿になったり脱水状態になったりします。ですから何かあっても年のせいだろうと放っておいてしまう人が多いため昏睡、ひいては死亡まで至ってしまうことがあるのです。また、腎不全などの合併症を起こしているとより非ケトン性の糖尿病性昏睡になりやすいという結果もあります。
糖尿病性昏睡の主な治療法は低血糖状態を脱することにあります。ブドウ糖やグルカゴンなどを静脈注射もしくは皮下注射、筋肉注射などで打ちます。病院ではブドウ糖の点滴注射なども行われるようです。様々な方法でまずは血糖値を上げることが最優先です。これが死のリスクを防ぐ第一歩になります。合併症で心血管系の疾患を引き起こさないためにも早期の治療が必要です。
糖尿病性昏睡の初期治療は家族が行うこともあります。特に非ケトン性の場合は昏睡する直前まで本人が気づいていない場合も多いのです。ですから咄嗟の時には病院に行ったり救急車を呼ぶ前にまず家族が本人に注射を打つこともあるのですね。お年寄りが糖尿病を起こしている場合は病院で家族が皮下注射についての説明を受けることもあるかと思います。命を救う大事な治療法なのでしっかりと覚えておきましょう。
糖尿病、さようなら!
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