糖尿病による手足のしびれ

糖尿病になってまず現れる症状のひとつが手足のしびれです。これは糖尿病になって血中の糖分濃度が上がったため神経に栄養が行き渡りにくくなることから神経に起こる症状です。ひどくなると糖尿病の3大合併症でもある糖尿病性神経障害と呼ばれる状態になり、手足の感覚は薄くなっていきます。足に症状が現れた場合は糖尿病性足病変と呼ばれ、足を怪我したり火傷したりしても全く気づきません。そして足が壊疽を起こしても気づかないため、最悪の場合は足を切断するという結果になることもあります。その糖尿病性足病変や糖尿病性神経障害の発端の症状が手足のしびれなのです。

糖尿病によって起こる手足のしびれを含む糖尿病性神経障害を抱える人は糖尿病患者のおよそ3分の1といわれています。まず、手足のしびれを感じるようになったらどれくらい感覚があるかを確かめてみましょう。手で少し強めに押したりして感覚があるかをしっかりと確かめてください。以前とは違うな、と思ったら医師に伝えましょう。病院でも糖尿病による手足のしびれに関する治療は行われています。一例として神経の感覚を整える薬物を投与したり、痛みがある場合には鎮痛薬などで対処します。基本は糖尿病の治療ですが、手足のしびれに対しても対症療法はあるのです。

また、手足のしびれを感じた時点で様々なケアをしておくことで悪化を防ぐことが出来ます。糖尿病の治療と共に手足のしびれのケアもきちんと行っておきましょう。例えば足の感覚がない場合は、小さな傷がどんどん足の壊死につながっていく場合があります。ですから1日の中で決まった時間に足に傷がないかを確かめたりする時間を作ってみてください。その時点で細菌などをきちんと消毒しておけば壊死の可能性はほぼなくなります。

他には足の爪きりには特に注意してください。感覚が鈍っているので深爪になったり肉を切ったのに気づかずに壊死してしまうこともあります。爪きりよりもヤスリで削った方が安全ですし、深爪をしないように十分気をつけましょう。また、冬は電気ストーブなどにあまり近づきすぎると気づかないうちに火傷をしてしまう場合があります。熱を生じるものに近づくよりも毛布やブランケットなど自分の熱を使って体を温めるようにしてみてください。


糖尿病、さようなら!

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