ステロイド糖尿病とは
糖尿病は主に一型糖尿病と二型糖尿病に分かれています。ですが細かく分けるとステロイド糖尿病と呼ばれるものもあるのです。ステロイドは一般的に皮膚病などの治療に使われる薬です。塗り薬の場合はあまり副作用はなく、血管の収縮によって一時的に肌が白くなったり毛が伸びるなどの症状が出ることが稀にあります。ですが膠原病などの治療によって飲み薬でステロイドを長期間服用し続けていると思わぬ副作用が出ることもあります。それが不眠、月経異常などの副作用です。そして、重篤な副作用に糖尿病もあるのです。
ステロイドを長期間服用し続けると末梢組織がインスリンに対して抵抗するようになります。するとインスリンが通常通り分泌されていても効きが悪くなるのです。この状態は、血糖値が正常でも糖尿病の予備軍となります。そのままの状態で放っておくと今度は血糖値が徐々に上がっていき、境界型糖尿病となります。普通に食べ物を食べていても糖分が体にたまりやすくなってしまうのですね。
そして、もうひとつがステロイドは肥満を誘発しやすいという副作用を持っている点についてです。ステロイドを飲み薬で服用していると多くの方が以前よりも太りやすくなります。ステロイドには食欲増進作用があるため、食べずにはいられないと感じるようになってしまうのです。そうなるとステロイドの影響でインスリンの効きが悪いうえに摂取する糖分量は多くなり、糖尿病を更に悪化させてしまいます。
ステロイド糖尿病の治療はまずステロイドの減量、他の薬での代用が必要です。ステロイドを減量すれば多くの場合は血糖値は正常値に近くなり、糖尿病で症状が出ている場合は軽快することがわかっています。ステロイドを止めることが出来ない場合などはインスリン注射などでの治療も行われます。
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